21AUG

駐車監視員資格者講習

駐車監視員資格者講習
兵庫県で行われた『駐車監視員資格者講習』に行ってきました。
※写真左が「駐車監視員資格者講習修了証明書(コピー)」、右が「資格者証」です。

行こうと思った動機は、「2日の講習と1日の考査で公式の資格(更新のない永久資格)がもらえる」ことでした。

具体的な手続き等は、参考に警視庁(東京都)のサイトをみていただくとして、ここでは受講体験記を書いてみたいと思います。

この講習は、各都道府県の警察署ごとに微妙に異なる日程で開催されていて、だいたい夏と冬の年2回開催のようで、申し込みは、最寄りの所轄の警察署の交通課で受け付けています。

たいていの所轄では交通違反の出頭受付のために1階に受付があるようで、私の場合も近所の所轄の1階の受付で「駐車監視員講習の申し込みに来ました」と伝えると、気持ち悪いぐらいにウェルカムな対応をしてもらえました。

この後、修了証明書の受け取りのためと資格者証交付申請のために計3回行くことになるんですが、毎回例外なくウェルカムな対応をしてもらえました。

受講料の19000円は、申し込む都道府県の「収入証紙」(収入印紙ではないことに注意!)で支払う必要がありますが、これも所轄の1階で売っていました。
どこの所轄でも売ってるのかどうかはわかりませんのでご注意ください。

講習は、7時間の講習が2日と、その後約1週間あけて考査1時間が行われ、計15時間を要します。

教科書には「駐車監視員資格者必携」というのが使用され、これは講習初日に配布されます。代金の1260円は受講料に含まれています。

講師は、都道府県警の交通課の警察官が私服で担当していました。
講習は上記の教科書をひととおり読み上げながら、ときおり解説を交えて行われました。

さすがに日頃駐車違反を検挙しているだけあって、一般人がぶつける初歩的な質問にも難なく答えてくれました。

緑色のユニフォームを着た2人組の駐車監視員をご覧になったことがある人ならわかると思いますが、講習参加者の大半は60歳前後の男性でした。

考査は50問の○×2択のマークシートで、出題される箇所を何度も何度も「ここは重要ですからマークしておいてください」と念を押されました。
90点以上で合格(修了認定)です。


実際に、考査はこの事前にマークした約50箇所から出題されていました。
考査は60分間で、30分経過すると退出可能で、終了前10分を過ぎると退出できなくなります。>
私は、開始後30分でそそくさと退出しました。

講習で事前に何度も指摘されてマークした箇所からしか出題されないので、合格できて当然と思っていましたし、無事合格することができました。

ところが、です(笑)。

考査終了後、1時間半ほどで壁に張り出された合格者番号を見ると、合格率は50%強でした。

60歳前後の人間の理解力や記憶力なんてこんなもんなのかと思うと、悲しい気持ちになりました。

だって、それほど遠くない将来の自分事ですから(笑)。

講習の2日目と考査の日には、会場の地元の駐車監視業務を受託している会社の人が数人で来られていて、求人ビラを配っていました。

資格があれば、就職先は確実にあることの証左だなと思いました。

この業者の人に聞いたのですが、実際に駐車監視業務をしているのも、年金を受給している人(65歳以上で年金受給資格を失わないためにパートタイムで就労)か、退職してから年金受給開始までの間の職を求める人(フルタイム)達が多数のようです。

また、駐車監視員制度の効果が出て検挙数も減ってきているらしく、業者の落札金額も下がってきているそうです。これは、業者(多くは警備会社や地元の交通安全委員会が落札)の収益を直撃しているとのことでした。

講習の修了証明書は、資格考査終了後2週間ほどで講習を申し込んだ所轄の警察署で渡されますが、資格者証の交付申請はどこの警察署でもいいとのことです。

最後に資格者証の交付申請手続きです。

この資格者証の交付は、都道府県警察署の単位で行われますが、資格そのものは全国どこでも有効で、資格者証を交付した都道府県の制約は受けませんし、更新もありません。

詳細は、警視庁のHPを見てください。

交付申請には、以下の書類等が必要になるんですが、

(1)駐車監視員資格者証申請書
(2)駐車監視員資格者講習修了証明書又は認定書
(3)「戸籍謄本若しくは抄本」又は「外国人にあっては、国籍等の記載がある住民票の写し」
(4)登記されていないことの証明書
(5)診断書
(6)誓約書(資格者証交付申請用)
(7)写真2枚
(8)申請手数料:9900円

めんどくさいのは、(4)と(5)です。

(4)の「登記されていないことの証明書」は、法務局で申請(300円の収入印紙が必要)するんですが、「成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ないもの」として「登記されていないことの証明書」です。
本籍がある都道府県の法務局に行くと発行してもらえます。

(5)は「アルコール、麻薬、大麻、あへん、又は覚せい剤の中毒者」や「心身の障害により確認事務を適正に行うことができない者として国家公安委員会規則で定めるもの」でないことを証する診断書で、医療機関で検査等を経て発行されます。
検査費用は、医療機関ごとで異なるかも知れませんが、私の場合は、3000円でした。
この検査、まがりなりにも薬物検査なので、最低でも採尿ぐらいはあるんだろうなと思って、勤務先の近所の個人医院に行きましたが、「注射の跡とか、ないですよねぇ」とか(こっちも見ずに)聞かれただけで、ものの数分で発行してもらえました。

いいのか、これで(笑)。

それとこれは些細なことなんですが、「駐車監視員資格者講習修了証明書」は、資格者証の交付申請時の添付書類ですので、提出すると当然手元からはなくなります。
引き換えに資格者証が手に入るので、いいと言えばそれまでなんですが、せっかくもらった「駐車監視員資格者講習修了証明書」を数日で手放すのも寂しいもんです。
なので、私は資格者証の交付申請の前にコピーをしておきました。

資格者証の申請から資格者証の受領までには30日ほどかかるそうです。

[追記]
結局、20日ほどで警察署から「できましたので取りに来てください」と電話連絡があって、無事受領しました。

結果的に、駐車監視員の資格者証を手に入れるためには、総額で3万円以上の費用がかかることになります。

まあ、就職すれば簡単に回収できる金額ではありますが。

ここからは私論です。

駐車監視員の資格さえあれば(少なくとも現時点では)就職には困りませんので、いわゆる「腰掛け」としての仕事に就くための資格としては最適だと思います。
高齢者が多い職種ですので、フルタイムで働けて体力のある若年層は、引く手あまただと思われます。

ただ、駐車監視員は比較的都市圏に多く導入されているようなので、地域的な偏りは否めませんが、ぶっちゃけた話、3万円程度で就職に有利な資格が取れるんですから、機会を逃さず取るのが得策だと思います。

駐車監視員の資格を取るのに運転免許は必要ありませんが、私のように日常的に車を運転する人間にとっては、教習所では教わらなかった、駐停車違反に関する詳しい知識が得られて大変参考になりました。

資格取得の難易度とその効果(どの程度お金に直結するか)のバランスから考えても、超おすすめの資格だと思います。
( 2012/08/21 wrote )

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